Amazon Game Tech Night #18 で注目したポイント:RDS Proxy / ECS Cluster Auto Scaling
こんばんは mkurokiです。
昨日行われた、Amazon Game Tech Night #18 ~AWS re:Invent 2019 Gaming re:Cap~ に参加してきました。
先日までラスベガスで行われていた、re:Inventの情報共有会・ゲーム業界特化 という感じですね。
詳しい内容は、このあとスライドが上がってくるはずなのでそれを待ちたいと思いますが、先行して、気になった内容をいくつかピックアップして共有してみたいと思います。
RDS Proxy
RDS Proxyは、そのまんまですが RDS用のプロキシで、アプリとRDSの間に挟むことで、
- コネクションプーリング
- フェイルオーバー時間の短縮(最大66%?)
- Lambdaなどサーバーレスからの接続最適化
などが実現できるようです。Auroraと、RDS for MySQLで利用可能なようです。
どちらかというと今までコネクションに難があったLambdaなどからの接続用に使うと便利そうな雰囲気がありますが、通常のアプリからの接続に使っても恩恵はありそうな予感がします。
料金体系がまだ不明みたいですが、どこかでテストしてみたいですね
ECSのCluster Auto Scaling がGAに
この機能は、スケールアウトを高速化し信頼性を向上させる、クラスター内の空きキャパシティ管理の提供と、スケールイン時に終了されるインスタンスの自動管理を提供し、クラスターの自動スケーリングをより使いやすいものにします。
https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/aws-ecs-cluster-auto-scaling-is-now-generally-available/
ということで、ASG に Capacity Provider というものを関連付け、スケーリングポリシーを生成し、管理されたスケーリングを実現できるようになるみたいです。
注目すべきポイントは下記です
インスタンス保護機能により、スケールインに際してどのインスタンスを削除できるかをECSに知らせることができます。これにより稼働中のコンテナーの中断を最小限に抑えられるようになります。運用コストの最適化、またECSで稼働するコンテナーワークロードの可用性向上に役立つ機能です。
https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/aws-ecs-cluster-auto-scaling-is-now-generally-available/
ということで、これまでEC2のオートスケールに任せていると、スケールインする時にEC2の上で動いていたタスクが死んでしまうというリスクがあったのですが
削除対象インスタンスをECS側で知ることができるようになるようです。
何らかの事情でFargateを採用しない場合は、このCluster Auto Scalingにスケールアウト・スケールインをお任せできると、とても運用が楽になりそうです。これもどこかでテストしてみたいところですね。
その他
他にもたくさんあったのですが、トピックだけピックアップすると下記みたいな感じ
- Fargate Spot コスト最大70%オフ
- FireLens コンテナログ収集用のサイドカー
- EKSのFargate対応
- Deep Composer 触ってみたい
- ALBでの重み付け分散が可能に
- マリオカートツアーのバックエンド、Aurora 600クラスタ 1200インスタンス!すげぇ規模
- 機械学習系のUpdateめっちゃ多い印象
クラスメソッドさんが爆速で上げられてたレポートが詳しいです
https://dev.classmethod.jp/cloud/aws/amazon-game-tech-night-18-1/
https://dev.classmethod.jp/cloud/aws/amazon-game-tech-night-18-2/
まとめ
毎度のことながら、re:Inventで発表される情報量はめちゃめちゃ多いです。
全部ちゃんと追っかけるのは正直難しいと思うので、とりあえずふわっとインプットしておく もしくは、今使ってる・使いたいところにフィットするようなものを掘り下げて見ていけばよいかなーと思います。
それではまた。