「Webエンジニアのための監視システム実装ガイド」を読んだ
表題の書籍を読みましたので、本の紹介や感想などを書いてみたいと思います。
どんなことが書いてあるのか
- 現代のWebシステムに必要な監視のシステムについて、概要から選定・導入の方法や運用まで、「監視」に必要な情報が一通り揃っています
- 一冊通して読むことで、実践的・現代的な監視システムの全貌を把握することができると思います
以下、チャプターごとの内容を少し紹介
チャプター1:監視テクノロジの動向
- 少し前のスタイルの監視から現代に至るまでの、監視システムがどのように移り変わってきたかの変遷を知ることができます
チャプター2:監視テクノロジの概要
- どのような手法やツールを用いて監視をするかが書かれています
チャプター3:監視テクノロジの基礎
- 前述の概要について、構成要素の基礎技術が解説されています
チャプター4:監視テクノロジの導入
- どのように監視を始めるのか、またどのように監視ツールを選定するのか等が解説されています
チャプター5:監視テクノロジの実装
- 特に重要な監視項目などの具体例や、監視対象別のTipsなどが書かれています
チャプター6:インシデント対応実践編
- インシデント対応の実践において、基礎知識や心構え、ふりかえりの方法などが書かれています
チャプター7:監視構成例
読んでみての感想など
- 現代的な監視とはどういうものか、どのように実装されるのかについて幅広く知識を得ることができる本だと思いました。特に現場目線というか、MSPの会社で鍛え上げられまくった貴重なノウハウが詰まっていると思います
- さすがに、細かなミドルウェアや言語ごとの詳細な監視パラメータなどまで網羅はされていませんが(ページ数がいくらあっても足りない)、参考になる情報やリンクなどでのフォローも手厚く書かれているため、それをもとに調べていく事もでき、困らなさそうです
- 古くからの監視システムの知識を現代向けにアップデートしたい方向けにも、入門 監視と同様、おすすめできると思います
というわけで、「Webエンジニアのための監視システム実装ガイド」を読んでみて でした。システムをどう監視していくかというところは、単純な正解がないことも多いので悩ましい場面もあるかと思いますが、悩んだ際に指標になる内容が多かったように感じます。監視で悩んだらまた読み返してみたいと思います!